2010年5月3日月曜日

ワークショップ2日目(5月2日)

今日は早めに取り掛かることにしました。既に参加者の方は、大阪から前日泊りがけで準備しています。
天気は今日も最高です。

ツリーハウス作りのためには色々な作業があります。短期間で一通り形あるものを示して行きたいと思っています。しかしそれ以外の作業にも重要な内容があり、ツリーハウスを作る際には伝えたり、示していくべきことだと気付いた点があります。

森の中に人は容易に入れそうですが、それは季節に左右されたり、かなり人が手を入れ整備したところに限られてきます。
現在ツリーハウスを作ろうとしている前線は、まだ道もできていないため歩行困難です。まして材や道具の運搬には注意が必要です。そのため先ずは、道作りが必要なのです。

それから、間伐や伐採方法も奥深いものがあります。これなどはスズメバチを寄せ付けないためのやり方も含まれています。
こういった森での作業も長い目で見てワークショップのプログラムに組み込んでみるのもよいかと思いました。

今日、午前中は間伐作業を行ないました。午後からは骨組みの材を加工する予定でしたが、参加者の希望もあり、はしごを作ってみることにしました。
はしご作りには、初歩的な作業が集約されており、大変ためになることが含まれています。
木の切り方・目見当や体による計測・機械の使い方・縄の縛り方や安全な作り方などです。
それにこの作業は、最初に樹に登るための儀式のような感じがします。最初に参加した方にはぜひ体験させたい内容なのです。

写真では、はしごに登りながら横木を取り付けています。
地面に縦木をねかせて作っても良いのですが、ここは岩がゴロゴロ転がっており困難です。その場合は縦木の上端を足場にしばりつけて固定してから横木を取り付けたほうが良いでしょう。

むしろ、作業はこの方法の方が楽かもしれません。
下穴を開ける際は、既に取り付けた横木に載せて固定すれば、地面に置いて作業するより楽に穴あけができます。
下穴ドリルの歯は、先端がネジ式のものをお勧めします。ドリルの回転で歯が材に楽に引き込まれていきます。

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