茅葺き

茅(かや)とは?
 

 茅とは屋根を葺く草の総称のことで、茅という植物はありません。
茅の材料には、
  • すすき 
  • 葦(ヨシ) 
  • かりやす 
  • かるかや 
  • しまがや 
  • ちがや等 
の多年草が使われます。


茅刈りの時期
 北日本では雪の降る直前の10月~11月、関東以西の太平洋側では11月~12月が一般的です。


茅葺きの寿命

 茅葺屋根の寿命を左右するのは、その材料であり、麦わらで葺いた屋根はすすきやヨシで葺いた屋根よりも1/3の寿命。

 稲わらだとさらにその1/3の寿命になってしまいます。
また、同じ材料で葺いてあっても、屋根の形、勾配、葺きの厚さ、葺き方によってその耐久性は左右され、さらにいろりが利用されるかどうかでも変わってきます。この他にその土地の気候や地形などの立地条件でも異なってきます。

 多くの場合、茅がバラバラと屋根から落ちてきたり、腐ってきたりするまで放置することはなく、周期的に葺き替えを行うことで茅葺屋根を維持してきたといえます。その周期はだいたいすすきやヨシで葺いた場合20年~30年ぐらいが普通です。

ダヴィンチ・グリットのツリーハウス、その完成予想絵図


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