◆システム型R30のツリーハウス
設計(第一段階)
では、ツリーハウスの骨組みの設計を行なっていきましょう。
骨組みのパーツは60本からなり、全て同じ寸法です。
設定の基準値は、骨組みの材(以下、軸という)の太さで決まります。
それから、ハウスの大きさは、この軸径の値の他、ある程度任意で決めることができます。
先ず、軸が互いに接続する位置決めを算出します。
軸の半径をrと設定した場合の各位置間の数値を記しておきました。
A-A'間は任意に設定できますのである程度大きさを自由にできます。
ここでは推奨値760ミリに収めておきました。
このくらいですと平行に位置する軸同士の間隔Sが680ミリとなり、この軸間を入り口にするのにちょうど良い値です。
入り口は、ハウスの下方向に位置することがベストです。メリットは施工が安全かつ容易であることです。その際、床のスペースが狭くなると思われがちですが、ツリーハウスにおいては床の発想からは脱皮することが重要です。それについては以前述べましたので、ここでは省略します。
軸の全長はB-B'に両端の余裕を残した長さを加えた値です。軸の太さにもよります。
いずれにせよ、実際、直接現物に手を加える前に模型を作り確かめてから行なうべきです。
6ミリから10ミリの丸棒の軸を用いるのが良いでしょう。
設計(第一段階)
では、ツリーハウスの骨組みの設計を行なっていきましょう。
骨組みのパーツは60本からなり、全て同じ寸法です。
設定の基準値は、骨組みの材(以下、軸という)の太さで決まります。
それから、ハウスの大きさは、この軸径の値の他、ある程度任意で決めることができます。
先ず、軸が互いに接続する位置決めを算出します。
軸の半径をrと設定した場合の各位置間の数値を記しておきました。
A-A'間は任意に設定できますのである程度大きさを自由にできます。
ここでは推奨値760ミリに収めておきました。
このくらいですと平行に位置する軸同士の間隔Sが680ミリとなり、この軸間を入り口にするのにちょうど良い値です。
入り口は、ハウスの下方向に位置することがベストです。メリットは施工が安全かつ容易であることです。その際、床のスペースが狭くなると思われがちですが、ツリーハウスにおいては床の発想からは脱皮することが重要です。それについては以前述べましたので、ここでは省略します。
軸の全長はB-B'に両端の余裕を残した長さを加えた値です。軸の太さにもよります。
いずれにせよ、実際、直接現物に手を加える前に模型を作り確かめてから行なうべきです。
6ミリから10ミリの丸棒の軸を用いるのが良いでしょう。
BとB'の墨だしは他の位置のように直線上になく、線上から多少ずれています。
これは軸が互いにねじれるようにして交差しているからで、その接点のずれを決める治具をあらかじめ作っておきます。
この時点で、ハウスの大きさが決まりますのでおおよそでも把握しておきましょう。
Y氏の場合、半径22.5ミリなのでそのハウスの直径は2648ミリになります。
ちなみに、材の全長は両端部それぞれ60mmとって、1190mmです。
材の加工
次に軸の加工に入ります。
加工にはあらかじめ位置決めをした治具①を作っておきます。
墨だしを行なう添え木の高さは、軸の半径に治めておきます。この添え木に沿って墨だしします。
またBとB'の墨だしは治具②で行なってください。
実際組み立てる際、左右を識別しやすいよう、この段階で両端のどちらかの小口(切断面)には色を塗っておいたほうが良いです。
下穴あけは、AとA'は貫通させてください。もちろん穴径は木ネジの径を考慮して決めてください。
BとB'の下穴は、ネジの入る3分の1に治めておけばよいでしょう。
穴あけの注意点
墨線を真上に向けて軸の中心を通るように穴を貫通させてください、さもなくばネジの先端が設計値からずれてB・B'に入るか、すでに他の軸がずれていれば入らない結果となります。
この点はかなり正確ですので、きつい場合は緩め調節しながら行なうことをお勧めします。
組立の時の注意点
墨だし線を常に内側、すなわちハウスの中心に向けて組み立ててください。ネジ締めは常にこの内側からの作業となります。
当日、軸径80ミリの間伐材を使って加工を試みました。間伐材は曲がりもあり、太さもおおよそ80mm前後ですが、とりあえず3本加工し、三角形のグリッドを上手く組むことができました。