2009年4月27日月曜日

17日目

 4月26日、およそ3週間ぶりの「森のスクール」。
 山はすっかり新緑で満ちている。ツリーハウスに着く、見上げると樹の枝いっせいに緑の若葉となって迫ってきた。
 ツリーハウスの骨組みを覆うようにさわやかな若葉が映えている。あの冬眠していたかの森が活動しているのを感じる。
 昨日の雨で山は水が滴っている。風が強く吹いている。今までで最高だ。樹の上では幹や枝が骨組みと一緒に揺れ、きしむ。
 今日は引き続き骨組み上部に取り掛かる、足場が悪く動きに惑う。単管を数箇所組んでおけばよかった。あるいはこの時点で床を張っておきべきか。
10時過ぎクツナ氏が到着。新校舎建設や本年度事業の話が続く。ツリーハウスのワークショップの話題にも入った。ワークショップ第一回は本来この時期に始める予定だった。しかし予定が大幅にずれて、まだ骨組みの状態だ。延期するとすぐに雨季に入る。それ以降は極暑が続く。そして秋は第二のツリーハウスのワークショップ本番を予定している。そうならば、この時期に始めしかない。
 来週からだ。とりあえず、途中の骨組み・幹を支える支柱立て、そしてルーフィングを行なう作業。
「ゆづりは学園・「とよはしアートユニット」のスタッフを導入して第一回のワークショップを行なっていこう。ツリーハウスビルダーを数人養成していきたい。


2009年4月7日火曜日

16日目

4月7日、 気温19度晴天、今まででもっとも暖かい。
骨組み全体の形が見えてきた。このままでいけば後3日ぐらいで出来上がるであろう。
今日は余裕があった。骨組みの重量を少しでも減らしたい。既に支
え棒の小口が幹にめり込んでいるが、以前より増している。
おおよそ骨組みが出来上がってから支えに着手しようと考えている。そのほうが楽しいが、先延ばし感は否めない。
今日は必要としない骨組み、すなわち初段階で足場として組んだ材を間引いていく作業を最初に行なった。
以外にこれらの材には荷重がかかっていない。当初から意図していたのか記憶にない。
間引いていくことでどの材に荷重がかかっているか見えてくる。同時にどの幹のどの箇所に負担がかかってくるかも分かってくる。数本間引いてすっきりした。
当初はかなり太い材を用いて重量のことなどさほど気にとめなかった。ごく当たり前のことが樹の上だと分からないものだと悟った。いわゆるツリーハウスのハウスの方に関心の比重があって、肝心のツリーのことは後回しだった。このアンバランスは今回の荷重の件以外にもあるだろう。他の件はまたの機会に語ることにしよう。
樹とのバランス感覚がツリーハウスの最も基本的なことだろう。経験が教えてくれた。
骨組み作業はほとんど天井部分に入っている。足場を組んでいきたいが、わざわざ後で解体するのも難儀だ。そこでアルミの脚立を内部に入れて縛り付けて足場として使う。
しかしこれがあまり使いやすいとはいえない。脚立の両端をかける材どうしが平行でないとがたついて落ち着かないのだ。それに移動のたびに縛り付けた麻ロープをほどかなければならない。
そこで、単管材を使ってみた。近場に転がっているのでちょうど良かった。これは昨年のワークショップで使ったあまりの材だ。クランプも積み上げてあった。
早速単管2mで三角形を組んで自在クランプで締める。
これは使える、特にこういったツリーハウスにはもってこいだ。自在の使いやすさがフルに発揮。
三角形に組むことが大切で、単管の端部がずれないよう骨組みにかかるようにすることが重要だ。それができなければクランプでストッパー代わりにする。
それから、単管は全て平行に設置すること。とにかく管材は滑りやすいので、要注意。