2011年3月28日月曜日

放射線危険度の計算

放射線量の危険について再度注意を促します。
一時間当たりの放射線量に注目するとマスコミ等の巧妙なトリックにはまります。
私たちは住まいの地域に数時間いるのではありません。年間単位に直して判断する必要があります。

放射線危険度の計算:(何マイクロシーベルト/時間)×24時間×365日。

例えば、昨日の東京0.12×24×365=1051.2マイクロシーベルト=1.0512ミリシーベルト。
これは、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告の放射線量許容上限1[mSv/1年間](1ミリシーベルト/1年間)を超えています。


再度危険数値をご説明します。
一般の人々が被曝した場合の放射線量の許容上限は、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告に基づいて1[mSv/1年間](1ミリシーベルト/1年間)となっています。
しかし、福島第一原子力発電所事故を受けて、なんと100[mSv/回](100ミリシーベルト/回)という許容量を、いかにも安全だと日本のマスコミが吹聴しています。
これは、とんでもない危険な「噓」です。ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告では、医療や原子力発電所などで放射線業務に従事する人々向けに、「50mSv/1年間」「100mSv/5年間」としています。
つまり、放射線業務に従事する人々に限って、1年間を通じた被曝量で、50[mSv/1年間](50ミリシーベルト/1年間)を超えないこと、そして5年間を通じた被曝量で、100[mSv/5年間](100ミリシーベルト/5年間)を超えないことの双方を満たすように、ICRP(国際放射線防護委員会)は勧告しています。



全国の放射能濃度一覧を参照に、是非計算してみてください。
なお、この線量率は、文科省の測定方法を見ると外部被爆だけであって、規則に定める外部被曝と内部被曝の合計ではないと考えられます。

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