2010年4月7日水曜日

ワークショップのお知らせ


'10年 夏の ワークショップ (2010/6/15)更新)
現在の制作過程(足場を組む)


ワークショップの内容

ツリーハウスは目的に応じて様々なタイプがありますが、やはり日本に適して、しかも手軽にできるものがいいです。
ですから、ハウスを樹に固定する方法にGL工法などありますが、そういった樹に穴を空けるやり方は使いません。
専門的な技術がなくても、DIY感覚できるものを用意しております。


ツリーハウスの骨組みには、レオナルド・ダ・ヴィンチが発案した
グリットを応用します。その骨組みは籠のようになっているので複数の幹に荷重を分散させて固定していきます。
よって必ずしも大きな樹でなくても制作できるという利点があります。骨組みは間伐材を利用します。その分コストの削減、荷重の軽減につながります。

元々森の整備と保全によって出た間伐材を有効利用するためこのツリーハウスを思いつきました。
現在私が活動している森では、主な材料を現場で調達しながらツリーデッキやツリーハウスを作って森林の整備を進めています。

このたびのワークショップではシステム型ランダム型を用意しております。
【システム型】
今回は直径3mを予定しています。あらかじめ材の加工マニュアルを用意します。太さ8cmほどの樹を伐採後、加工して樹上で組み立てます。そのためチェーンソーなどの危険な工具は使いません。機械といえばインパクトドライバーによる穴あけとネジ締めぐらいです。その後、骨組み以外の重要な箇所である床や屋根の取り付けを行います。
ランダム型】についてはこちらをご覧ください。



1)第一段階
山の間伐材を利用してツリーハウスの骨組みを作ります。最初は間伐作業を行います。地上から出ている細い幹を伐採します。 道具の扱い方を指導します。

2)第二段階
ツリーハウスを作る樹に
はしごをかけます。高さ2~3mほど。
はしごも間伐材を組んで作ります。
そのため縄の結び方や工具の扱い方を指導します。
その他、ツリーハウスの
骨組みとなる材料作りを行います。
3)第三段階
樹上にて
骨組みの組立作業を行います。
樹上では安全ベルトを着用し、危険管理と対処法を指導します。
骨組みはユニット形式となっているので、地上にてパーツを組み立てます。

4)第四段階
樹上にて
床作りを行います。床を確保することで作業性と安全性が高まります。
その上に仮の足場を組み、側面や上部の骨組みの組立作業を行います。

5)第五段階
屋根作り。屋根は、雨よけの板(野地板)とそれを貼るフレームからなります。
この日は、フレーム作りを行ない、骨組みに取りつけます。
それから、野地板の加工を行なっておきます。
それと平行して、骨組みの結合部を縄で結束して補強します。

6)第六段階
屋根作り。野地板を貼り付けます。屋根の取り付け。
それと平行して、野地板の加工を行ないます。
窓作りを行います。この窓は、上部へ開閉式のひさしにもなります。


そのほかの2次的な要素である壁面。窓等のアレンジできる範囲は参加者の創意工夫に委ねます。
※ワークショップの主催は私の所属している市民団体(とよはしアートユニット)です。
※ 内容などは予告無く変更になる場合がございます。予めご了承ください。


スケジュール・参加費詳細
制作指導(とよはしアートユニット、村田弘志)


■ 期 間:2010年 7月~9月 毎週日曜日(午後より)

■ 会 場:ゆずりはの森
愛知県田原市野田町スルゴ 71-1
               マップ・交通アクセス詳細

■ 参加費:1日 1,000円 、1日のみの参加もOKです。


傷害補償:豊橋市在住の方のみ対象となります。 

■ 各自用意するもの:剪定用ノコギリ・剪定ハサミ(いずれもベルトに取り付け可能なもの)、作業用手袋バンダナ


■ 対 象:ツリーハウスを制作する意欲のある方


■ 
時間割スケジュール(雨天の場合は中止です)
13:00 ワーク
15:00 休憩・おやつ
15:30 ワーク
17:00 解散


ゆずりはの森地図。


●問い合わせ・見学・参加希望の方は、CONTACT FORMよりお気軽にご連絡ください。



主催:とよはしアートユニット

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