2009年6月19日金曜日

da vinci grids(ダビンチ・グリッド)その1

ここでダビンチ・(da vinci grids)について語ろう。

レオナルドダビンチは多くの絵画の他、アイデア図面や絵図・スケッチもたくさん遺している。それらは手稿(codex)といい数種類の図版やノートである。
その中のアトランティコ手稿(codex Atlanticus)は発明のアイデアが収められている。
釘をまったく使わないで荷重だけで成り立つ構造はよく知られている。アーチ構造でユニット形式で組み立てることができ、あっという間に橋が出来上がる。




この類の構造の特徴は、互い違いに骨組みが支えあっていることだ。
しかし、その方向は幾何学的に直線にとどまっている
レオナルドは他にも考えた。この弧を描くことをドームに使えないだろうかと。
彼はそのスケッチのヒントを私たちに残している。たぶん彼のイメージの中では緩やかなカーブを描く輪郭のドームがあったのだろう。

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