ダヴィンチ・グリットによるドーム状のパーゴラです。
以前からその案は暖めておいたのですが、その意思も機会もなく、結局10年近くほったらかしでした。
グリットによる球形の基本設計は実験の過程で残っていたのですが、それも10年も前のものです。
今回、その幾何解析に至るまでの思考を取り戻すのに時間がかかり、設計の調整にはかなり苦労してしまいました。
そのため、納期まで時間もなく、丸太杭で注文というより、径も長さも指定した丸棒で注文せざるをえず、材料の調達には多大な出費がかかってしまいました。
今回設計に時間を割いたのには、球形のダヴィンチ・グリットのシステムをある程度明確にしておこうと考えていたからです。
後々、ツリーハウスに転用した際、その部材加工のデータをサイズに合わせて算出でき、皆さんに公開できればよいかと思っています。
今回、使う部材径はφ80mmと60mmの二種です。次回行なうときは、丸太杭を使う予定です。それなら安価にできます。
部材径も、設計に時間をかけて調整し、標準サイズのφ65mmに統一すれば、加工や接合の作業量もぐっと軽減できるでしょう。
部材径φ80mm |
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