2010年10月25日月曜日

ダヴィンチ・グリットによるドームパーゴラ

ツリーハウスの方をお休みにしている間、パーゴラ作りを進めていました。
ダヴィンチ・グリットによるドーム状のパーゴラです。

以前からその案は暖めておいたのですが、その意思も機会もなく、結局10年近くほったらかしでした。
グリットによる球形の基本設計は実験の過程で残っていたのですが、それも10年も前のものです。
今回、その幾何解析に至るまでの思考を取り戻すのに時間がかかり、設計の調整にはかなり苦労してしまいました。
そのため、納期まで時間もなく、丸太杭で注文というより、径も長さも指定した丸棒で注文せざるをえず、材料の調達には多大な出費がかかってしまいました。

今回設計に時間を割いたのには、球形のダヴィンチ・グリットのシステムをある程度明確にしておこうと考えていたからです。
後々、ツリーハウスに転用した際、その部材加工のデータをサイズに合わせて算出でき、皆さんに公開できればよいかと思っています。

今回、使う部材径はφ80mmと60mmの二種です。次回行なうときは、丸太杭を使う予定です。それなら安価にできます。
部材径も、設計に時間をかけて調整し、標準サイズのφ65mmに統一すれば、加工や接合の作業量もぐっと軽減できるでしょう。

部材径φ80mm
治具に固定しながら墨付け、穴あけ

塗装途中
今回、設置は公園であり、アート性に遊具性も兼ねるため、その着色はかなり目立つ赤と緑でおさめました。
塗料は植物系のバトンと緑はキシラを使用。
バトンは初めて使うので様子見です。
一方のキシラはとても環境には有害だと感じました。
作業場の隣の樹に鳩が巣を作っていたのですが、塗り始めた途端にいなくなってしまいました。鳩にはすまない気持ちでいっぱいです。かなり匂いが強く嫌悪感を感じます。
その点バトンの方はさほど嫌な匂いはしません。

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