朝、小雨が降っており今日はやめようかと思っていたが、今日で何とか終わらせたいと思いがあり行くことに決めた。
車に乗ってしばらくすると大降りになってきた。やはり引き返そうかと揺らぐ。しかし既にルーフィングがおおかた出来上がっており、何とか雨をしのげる。ひどくなれば雨宿りでもしていればいい。
森に到着。近くでクツナ氏の話し声が聞こえる。以前知り合った水野氏と一緒に機械を操作している。椅子作りのワークショップの準備だ。
ツリーハウスでも使っている間伐材を使って椅子の脚を削っている。
脚となる樹の名前はこのあたりでは『シバ』という。
今ではほとんど名前も知られていない。庭木などにも使えないのだろう。昔は蒔きの材に良く使われており、ここの森でも燃料用に植林され、そのまま自然に繁殖している。材はきめが細かくしまっており、細くても強靭だ。
誰が作ったか知らないが、手本となる椅子が置かれている。
三本脚にT字型の背もたれ、杉の丸太を加工した際にでる端材を座に使っている。
デザインとしてはシンプルで皆気に入っている。
しばらく話していると雨は小降りになる。ツリーハウスに向う斜面はとても滑りやすい。
ハウスに登って入ると、雨漏りがひどい。愕然とした。
前回やはりいい加減にしておいたところから結構水が流れている。それに幹とルーフの間のすき間なども水の流れ道となっている。更に天井のシートの傾斜が反り返っており、そこから雨が流れ込んでいる。どの道やり直さねばならない。しかし、両側のシートの方は大丈夫だ。
この雨漏りというヤツはやっかいだ。次回早めに手をつけたほうが良さそうだ。
今日は雨が降っていて良かった。雨漏りの状態が良く分かる。
特に天井側の骨組みは傾斜つけるべきだった。言い換えれば卵を立てたような形状にすべきであった。
天井の最後の部分に取り掛かるが、作業は大変難航した。最後のシートの取り付けは外からできない。
そこでフレームをつくり、それにシート(今回は透明の波形板)を取り付けて内側から固定する方法を取った。
実際、ここでは後からこの最上部のフレームを取り外せるようにロープで縛り付けるだけにしておいた。
既に雨もすっかり止んでいる。午後から子供たちや訪問者などが訪れる。
長い間雨が降り注いだが、もう梅雨も明けるだろう。
これからは本格的な夏が体験できる。
人も動き出すだろう。楽しみだ。
今日は湿度が高い上、風もない。蚊が最上部で作業していても登ってくる。
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