2009年5月10日日曜日

20日目(支柱の取り付け)

5月9日、ゴールデンウィークは4日続いて雨、大降りで森の入り口で池から水がゴウゴウト流れている。
今日は支柱を立てに来た。すでに森のスタッフが今日も働いている。炭焼き窯を作る森の管理人がスタッフと共に赤土を練っている。
早速ツリーハウスの下をほどほど片付け、皆に応援を頼む。2.3mと3.2mの2本をどこに設置するか説明する。

数人でいっせいに支柱をもっ持つ。先ずは短いほうから。5人で持っているのにやたら重い。まだぜんぜん樹が乾いていない。足場も斜面で滑りやすい。
根元を岩の角にあてがい、一気に立ち上げて幹にもたれかける。少し位置がずれる。予想が外れた。根元をみると、気になっていた岩の凸に底が当たっていた。削っておけばよかった。
すぐに石材カッターを借りて落とそうとしたが、機械が壊れており無理だった。

クツナ氏が思いっきりカケヤ(掛矢)で頭を横から叩いてはめ込もうとした。
だが、すでに幹にはかなりの重みがかかっており動じない。それどころか支柱の頭の丸太の角が幹にめり込んでその樹皮をめくっている、完全に傷つけてしまった。
やめよう。森の管理人が叫ぶ。一旦降ろして角を斜めに切り落とす。それに加えて土台とうまく合うように根元を削る。再度持ち上げて今度は何とかうまくいった。
2本目。これは簡単には立ち上がらない。森の管理人の提案で支柱の頭にロープをくくり付け、ツリーハウスの中から引っ張って上げるという寸法だ。

私は樹の上からロープを握る。下では皆が先ほど同様に立ち上げようとする。
ロープを少しずつたぐり寄せ、支柱が立ちあがってきた。
多少の調整はあったが2本目はすんなりと収まった。
作業は多少の調整があったが、皆の協力であっという間に終わった。皆の緊張が解けて、立ち上がった支柱を眺めている。
そこでクツナ氏ポツリと言う。人と共生することがいかに難儀か、それを我々も樹も体験しているな・・・
森の管理人、樹もこれで安心したのう・・・

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