2009年1月19日月曜日

5日目(骨組みの作業練習)

 1月17日、当日の最高気温11度。風もさほどなく作業は順調に進む。
午前11時より作業開始、徐々に日が当たり始めるが、まだ樹上は日があたらない。
あらかじめ材料の枝を集めておく。長さはおおよそ作業する人の背丈ぐらいに切りそろえておくのがよい。このくらいだと作業性がよい。
太さも分けてそろえておくとよい。荷重の係り具合に応じて使い分けていくのだ。

本日は助手が同行。助手はつなぎ方は習得し、パターン化した骨組みを自ら習得したい要望あり。骨組みの構成、作業手順、しくみ、その作用等を簡単に指導する。
要領は既に得ていたので、地上にて構成の最小単位(モジュール)を組む。
助手、当初は互い違いに組んでいくしくみが納得いかないようであった。しかし、連結の段階に入ってその重要性に気付くようになり始める。後はその連続なので一人で考えて行なっうことができた。




六角形の格子が出来上がる。要領としては、常に三角形を意識して組んでいく。
その際、材の交差点はおおよそ標準1:2におさめ、材の片端は常に外側に向くようにする。そしてその端部は結束する部分を残して短くしておく。一つの三角形が出来上がればその材の一つを一辺とするもう一つの三角形を組む。
次の交差点は、若干戸惑うが先ほどの1:2の振り分けを逆方向から振り分ける。
言い換えれば、三角形を1単位あたりずらして連結するわけだ。
こうしてできる三角形の連結は、写真でも分かるが、六角形の格子を中心に形作ることができる。その一辺は三角形の一辺の1単位である。この中心は前回多角形といったが、5角形でも四角形でもよい。三角形の一つの角度は60度なので平面に近く持ってくるには六角形がよいが、五角形になれば骨組みの構成に緩やかな傾斜が生じてくる。まして四角形だと隅角のができる。
要は、つくる空間に応じてこの中心来る多角形の大きや種類・材の交差間隔を直感的に決めていけばよい。この点はうまく決めようとすれば経験が左右するが、むしろ、初めはおおよそで試行錯誤するところが楽しいのだ。


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