ワークショップの参加者と出会い、ツリーハウスをつくるには技術的な面だけでなく、最初の取り掛かりで、 どうしたら森や里山で自由にツリーハウスを作れるかといった、 極めて社会的な面もハードルとなっているのを感じました。
その点、私の場合管理者であるフリースクールの方にまかせっきりで、 何の苦労もしてないので参加者の皆さんには適切なアドバイスができなかった ことが反省として残っております。
あれから気になりその点を調べてみました。 それぞれの地域で多少の違いはあるものの、 基本的に国定公園などでは勝手に建造物は作れないそうです。 ツリーハウスもその類に入り、違法となるそうです。
土地を買うのはたやすくありません。そうなると、 やはり山を所有している人と故意の仲になり土地を借りる他ありません。
場合によっては、 間伐作業を自主的に行ない森を整備することを条件に提示すればほ とんど謝礼程度で借りられる可能性もあります。
私どもフリースクールの入っている森も以前は棚田があり、 杉の植林が行なわれていました。しかし経済成長以降放置され、 その後はまったくのジャングルと化しておりました。 すでに整備を始め10年が経過していますが、 このように放置された山は各地でたくさんあります。 高齢化や過疎化などでむしろ困っている村もあるかと思います。
同じ志を持った仲間を集い、森の再生、 ひいては人間再生の場をつくることをツリーハウスの目的にしてみ るのもいかがでしょうか。
間伐材で組んだツリーハウスの周囲は明るい |