◆7回目(8月28日)
今日はDavi君と二人作業
私は屋根の骨組み、Davi君は竹壁の取り付け
ようやく形が見えてきた。
台風でどのくらいの揺れに耐えるか、見てみたいのものだ。
私の経験からして、幹とハウスの躯体との間に十分隙間を空けているので相当の揺れに対して躯体にダメージはないと思う。
幹が折れるほどの風圧があれば、むしろ中心にハウスがある方が壁になって防いでくれる。しかしハウスに当たる風力が主木の根っこに掛かってくるので、最大の台風ともなれば根こそぎ持っていかれるかもしれない。
日本でツリーハウスを作る際に難しい点はここにある。
あまりにも頑丈なハウスを作って壁になるとハウスは壊れないが木がやられてしまう。巨木ほどの幹回りなら別だが、それに適した木はなかなか見つからないのが日本の現状である。
そうなると、考えられるのは風圧に柔軟なハウスなのだ。
あたしは長年これを考えてきて、以前田原のある里山で実現させたことがある。
幹はもっと細いにも関わらず強烈な台風が襲ってきた時でも構造は何ともなかった。だが、屋根に張ったプラスチックのプレートはほとんどはがされてしまった。
だから今回はぺらぺら感の素材はやめて耐久性のよい定評のあるルーフィング材を使ってみる予定だ。
そこまでもうあと少し。
アルバム(今ままでの記録画像)
https://goo.gl/photos/EaBanagr785DBnUh8
ほぞや金具など極力使わないで構造を作る場合、屋根などには梃子の原理の逆を取り入れる。 |
屋根の構造の一部 |