2010年3月28日日曜日

森への招待者

若者が森に来てツリーハウスを作りたいのです。
七人ほどのグループで表浜ブルーウォークに参加しているメンバーです。

以前なら、来客者と言ってしまうところですが、私は山の主でもありません。ましてツリーハウスの主でもありません。
私も含め、ここに来るのは森や山に招かれた人々です。
なんとなくキザな言い方ですが、それなりに山の主が選んだから招かれたと思います。

たまに、自然を擬人化して語る人がいます。
山が語っている、森が教えてくれる、樹に聞け、とかいう言い回し。
自然に精通しているのは分かりますが、突然そう言われると引いてしまいます。
そうなりたくはないのですが、なんとなくそういう人たちの発想も分かるような気がするのです。

森や山の中にいると自分の意識が色々な対象に溶け込み変化して返ってきます。
たとえばツリーハウスにふさわしい樹を見ていると。同時に、樹にとってそれがふさわしいのだろうか、といった逆の発想も浮かんでくるのです。
そうすると、ツリーハウス以外に樹やその周りのことが重要なこととして想い浮かんできます。

本やネットにない情報も浮かんできます。
今までそういったことを伝える言葉や手段が見当たらなかったこともあるでしょう。

人間主体の言葉の綾からどう脱皮するか、そしてどう伝えコミュニケートしていくか、今後の課題です。

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